<HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)>
★ただいまワクチン不足により、入荷が滞っております。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、当分の間HPVワクチンの予約は、当院で1回目を受けた方の、2回目、3回目接種の方のみに限らせていただいております。
子宮頸がんは、若い女性に多いがんです。
公費対象年齢から外れていても、HPVワクチンは子宮頸がんの予防に有効ですので、45才未満の方には受けることをお勧めします。
(1)当院でのHPVワクチン接種手順
@電話でご予約ください。
A接種手順
ワクチン接種の注意点、有効性や副反応について説明いたします。ご了解いただけたら接種します。
接種後30分、待合室で待機していただいてからの帰宅になりますので、時間に余裕を持って、終了時間20分前には来てください。
注射部位が腫れることもあるので、試験や旅行など大切な用事のある前日は避けてください。
予約していても風邪などで体調を崩したとき、37.5度以上の発熱があるとき、重い急性疾患にかかっていると接種出来ません。
B当科で扱っているHPVワクチンはシルガード9です
シルガード9(9価ワクチン)は、 初回、2ヶ月後、6ヶ月後の三回の接種が必要です。
2価、4価のHPVワクチンより多種類のHPV感染を防ぐことができます。尖圭コンジローマの予防もできます。
15歳未満の方は、初回と6ヶ月目の2回でもよいです。
C次に当てはまる方は、当院では接種できません。
1)血小板減少症や凝固障害がある
2)心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する
3)予防接種で接種後2日以内に発熱が見られた、及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある
4)過去にけいれんの既往がある
5)過去に免疫不全の診断がなされている、近親者に先天性免疫不全の者がいる
6)妊娠または妊娠している可能性があるか、授乳中(6ヶ月以内に、妊娠する可能性がある)
*その他前回の接種で重い副反応が見られた方や、かかりつけのお医者さんから予防接種を受けない方がよいと言われた方。
D原則当院で三回の接種を受けて下さい。
(2)公費負担対象の中学生・高校生の方へ
※中学生およびキャッチアップ接種の方は定期接種の対象になっており、無料で受けられます。対象年齢の方には区役所からの通知が発送されています。
キャッチアップの方は、2025年3月31日で公費の扱いが終了になります。
@16歳未満の方は必ず保護者が同伴してください。
A区から送られてきた書類お持ち下さい。
「接種費用助成券」を台紙からシールを剥がさず、封筒に入れたままお持ちください。
B2023年4月から、シルガード9が公費で接種できるようになったので、当院ではこちらを接種します。
*江東区での対応にリンクします
(3)公費対象でない方の接種料金
公費対象でない一般の方の税込み料金は以下の通りです
シルガード9 初回 29,000円、 2回目、3回目 28,000円
☆備考
4価ワクチンで子宮頸ガンの60〜70%、9価ワクチンでは約90%の予防ができますが、すべてのHPV感染を防ぐことはできないので、ワクチンを接種しても子宮頸ガン健診は必要です。
より詳しく知りたい方へ、子宮頚がん予防情報サイト